2020/12/08
こんにちは、神奈川県横浜市の犬猫の往診専門動物病院・金乃時アニマルクリニックの看護師です。
今回は『眼』のケアについてお話します。
犬や猫の感覚機能ひとつである「視覚」
人間ほど視力はよくありませんが、ボールやおもちゃを追ったり
飼い主様とコミュニケーションを取るために必要な情報器官です。
動物たちの目は大きいため気づかないうちに怪我してしまうケースが多くあります。
お散歩中に砂やほこりなどのゴミが入り込み、傷がつき炎症を引き起こしてしまったり、
犬や猫同士で戯れ合っているうちに眼を掻いてしまい怪我をしてしまうこともあります。
そん結果、結膜炎や角膜炎/角膜潰瘍などの症状として現れます。
そのほかにも、自己免疫などが関与して起こる「ドライアイ」など様々な眼の病気があります。
【このような症状には要注意】
・眼をよく擦るようになった
・涙や眼ヤニの量が多くなった
・眼ヤニの色がグレーや茶色から黄緑色に変わった
・眼をショボつかせ、瞬きの回数が多い
・眼が赤く充血している
このような症状がある場合は眼に異常がある可能性があります。
そのままにしてしまうと眼が開かなくなることや
状態が悪化すれば失明の恐れもあります。
毎日のケアに眼のチェックも取り入れることで
いつから発症しているか確認ができ、早期発見につながります。
【毎日のケア】
目頭についた眼ヤニはお湯に濡らしたコットンで拭きとってあげましょう。
黄緑色の眼ヤニが出始めたら細菌感染を起こしている可能性があるため要注意です!
また、眼ヤニを放置しておくと皮膚炎を引き起こすこともあります。
眼ヤニの多い場合はこまめに拭き取ってあげましょう。
高齢になると…代謝が落ち、涙の量も減ります。
そのため目の老廃物を流し出せず、眼ヤニの量が増えることがあります。
また水晶体が白く濁る「核硬化症」や「白内障」も加齢と共に現れることがあります。
「核硬化症」は病気ではなく視力にも異常はありませんが、見た目では白内障と区別しにくいかと思います。
室内で壁や物にぶつかるようになった、眼が白っぽいかな?などの症状がありましたら
獣医師にご相談ください。
眼の病気は早期に対処できれば目薬で進行を遅らせたり、改善されることが多いです。
毎日のケアに含まれる歯磨きやマッサージ、耳掃除や被毛のブラッシングは
衛生状態を保ち、病気の予防効果に繋がっています。
可愛い愛犬、愛猫のキラキラした瞳を一緒に守っていきましょう!
神奈川県横浜市 犬と猫の往診専門動物病院 金乃時アニマルクリニック
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