2020/11/19
こんにちは、神奈川県横浜市の犬猫の往診専門動物病院・金乃時アニマルクリニックです。
ヘルニアや脳疾患による神経麻痺などで寝たきりになってしまった犬や猫、がんや慢性疾患の進行によって極端に運動量が減少してしまった動物にはさまざまな介護の問題があります。自力での移動が困難なため、排泄や飲食にも補助が必要です。また、人と同様に床ずれ(褥瘡)への対処も考えなければなりません。
私たちは、通常無意識のうちに寝返りをうったり、長時間同じ姿勢のときは体勢を変えるなどして、同じ部位に長い時間の圧迫が加わらないようにしています。しかし自力で体位変換できない動物は、自重によって圧迫された組織に十分に血液(栄養)が行き渡らないことにより皮膚の表面や骨に近い組織が傷ついてしまいます。その結果、皮膚やその奥の組織に炎症、壊死を引き起こし、痛みや感染の原因となります。
そして、特に栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている、排泄物により皮膚のふやけがある、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている動物では、通常以上に褥瘡が出来やすい傾向にあります。
このような動物の床ずれ、褥瘡を防ぐためには、
①2時間程度に一回は体位変換をする。
②肘や肩甲骨、膝やかかとなどの筋肉や皮膚が薄く、圧力がかかりやすい部位を保護する。
③圧力が分散する介護用マットなどを使用する。
④マッサージやストレッチなどのリハビリで抹消の血流を確保する。
⑤できるだけ食事をとり栄養状態保つ。etcなどが有効です。
寝たきりになってもご飯を食べる気持ちは強い犬猫は多くいます。そのほかの部分で痛みや苦痛がないように、日常的な補助をしてあげることが大切です。
神奈川県横浜市 犬と猫の往診専門動物病院 金乃時アニマルクリニック
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