高齢犬・高齢猫の介護(トイレ/排便・排尿)

こんにちは、神奈川県横浜市の犬猫の往診専門動物病院・金乃時アニマルクリニックです。 高齢犬・高齢猫の介護の大きな問題の一つに排泄があります。 特に老犬介護では、トイレではないところで排泄してしまうことが多々あります。 ・移動が大変になった。・嗅覚の衰えや認知症などでトイレの場所や排泄の感覚がよくわからなくなった。などいくつか原因が考えられます。 このような場合は、トイレの数を増やす、定期的に連れて行くなどの工夫が必要です。 また排尿だけでなく、食事・飲水量の減少や体調不良によって便秘や下痢になる場合もあります。 お仕事や外出時にお世話が難しい場合は、ペット用のオムツを使用するのも一つの手段です。違和感を感じる子もいますが、高齢の犬猫は動きも緩慢なため排泄後に体を汚れてしまうことが多く、衛生的に保つためにオムツがとても役立ちます。

また、たとえトイレまで行けても、加齢によって足腰の筋力が落ちてくると自分で排泄ができなくなることもあります。このような場合は、排泄時に姿勢を保つことができるよう飼い主が体を支えてあげるとよいです。体が重く力が必要な場合は、ハーネスを使用して支える、あるいはバスタオルをお腹の下に通すという方法もあります。

一方で、排泄の失敗をとても申し訳なく感じる子やずっと我慢してしまう子もいます。老犬老猫の介護はとても根気のいるケアですが、その子に合わせたサポートが必要になってきます。 老犬老猫の介護でお困りの方は、遠慮なくご相談ください。 また排泄の失敗や頻尿などは医療的に介入すべき原因であるケースもあります。ご不安な方は獣医師にご相談ください。