2021/01/12
こんにちは、神奈川県横浜市の犬猫の往診専門動物病院・金乃時アニマルクリニックです。
本日は横浜市中区にお住まいで、心臓の病気から肺水腫となってしまったワンちゃんの往診・在宅での治療ついてご紹介します。
咳が止まらず、首を伸ばして呼吸が苦しそうとのことで、訪問診療をご希望されました。呼吸苦があり、状態が著しく悪い場合、緊急対応や入院治療・検査が必要なケースも多くありますが、場合によっては移動が過度な負担になることもあり、犬猫の性格なども考慮すべき点です。
今回のチワワちゃんは診察に対して興奮することなく進めることができました。
まずは視診や聴診などの負担の少ない検査から進めていきますが、肺音や心音、呼吸数などから心不全と肺水腫が疑われました。往診ではレントゲンによる評価はできませんが、その後、エコー検査により心原性肺水腫が強く疑われました。
入院治療が勧められる状態でもありましたが、呼吸状態や酸素濃度の状態を鑑みて飼い主様との相談の上、在宅で利尿薬や強心剤の内科治療を勧めました。
呼吸状態の悪い動物では経口薬は負荷をかけてしまうことが多く、投薬を嫌がる子には注射薬が適しています。
その後、翌日には元気に歩き回り食欲も改善したとのことでした。
今後も再発を抑制していくために継続して治療が必要ですが、早期に体調が戻りなによりです。
全ての症例に往診診療が適するという訳ではありませんが、その判断はなかなか飼い主様だけでは難しい場合もありますし、現実には最善策だけを常に選択できるかどうかは飼い主様の生活スタイルや動物の性格・状態によって変わってきます。
往診や治療後の在宅治療について、どのようにすべきかお悩みの方はお気軽に当院にお問い合わせください。
神奈川県横浜市 犬と猫の往診専門動物病院 金乃時アニマルクリニック
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